Xcode4の使い方メモ 〜 ターゲットを作る

Xcodeではプロジェクト1つに対して複数のターゲットを追加できるみたいなので、自前makefileを使ってビルドできるようにしてみます。
まずC++のCommandLineToolプロジェクト"Multiple_targets"を作成しておきます。→//MultipleTargets.xcodeproj

ターゲットを追加する

File>New>New Target>Other>External Build System>ターゲット名"SecondTarget"
Product>Edit Scheme>Build>"+">新規作成したターゲット名"SecondTarget">"Add"でターゲットが追加されます。
makefileを指定するにはTARGETS>"SecondTarget">Info>Directoryにmakeを実行するディレクトリを入力します。
(例えばmakefileの場所が//MultipleTargets/makefileなら"//MultipleTargets"を入力)
main.cppはそのままにして、makefileを用意します。

CXX = g++
TARGET=test_program
SRCS= main.cpp
OBJS= main.o
RM= rm -f
$(TARGET): $(OBJS)
	$(CXX)  -o $(TARGET) $(OBJS)
	$(RM) $(OBJS)
.cpp.o:
	$(CXX) -c $< -o $@
clean:
	$(RM) $(TARGET) $(OBJS)

ビルドしてみるとtest_programが作成されます。実行してコンソールにHelloWorldが出力されていればOK.

新しいスキームを作成する

デフォルトでは既存のスキームが適用されていますので、新規のスキームを作ってみます。
Project>New Scheme>Second Target>OK
Run Test>Info>Executable>test_programを選択。
これでRunボタンを押すとtest_programが実行され、コンソールにHelloWorldが出力されます。また、ProfileやAnalyzeも同様に設定することができます。