2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

OpenGL覚え書き5 シェーディング

光源から照射された物体を描画するための処理をシェーディングと呼びます。実際のモデルでは、光源から直接物体に到達する光だけでなく、間接的に物体を照らす光や、物体表面で反射・透過した光などが存在します。 環境光(ambient light) 光源から周囲と相互…

OpenGL覚え書き4 隠面消去

隠面消去を行うには、バックフェースカリング、奥行きソート法、スキャンライン法、zバッファ法などいくつかの手法が知られています。 zバッファ法は、ウインドウの各画素について投影面から物体の距離(デプス)の値が保存されたバッファを作成して、距離が大…

OpenGL覚え書き3 座標系

CGにおける座標系 CGで使われる座標系には次のようなものがあります。 モデリング座標系 各頂点の座標系 ワールド座標系 物体が配置されている座標系 視点座標系 カメラからみた座標系 デバイス座標系 長さ2×2で中心を原点とした正方形型の座標系 ウインドウ…

OpenGL覚え書き1 ウインドウ

OpenGLの使い方についてまとめてみたいと思います。サンプルコードはPyOpenGLで作成しています。 OpenGL プラットフォーム非依存のグラフィクス用インターフェース。関数の接頭辞はgl GLU OpenGLのいくつかの関数を利用して有用な機能としてまとめたライブラ…

OpenGL覚え書き2 描画

デフォルトの状態では原点がウインドウの中心で、幅高さが1.0の座標系で設定されています。 描画色の設定 glColor**関数で色を設定します。 例えばglColor3fはfloat型の値RGB値を引数にする関数、glColor4dはdouble型のRGBA値を引数にします。 RGBの値は0.0…